内容が深刻でなく、かるーくミステリーを読みたい人向きです。
主人公はプロの泥棒で、たまたま入った先にいた中学生の双子の兄弟と関わって、その双子のお父さん代わりになってしまうという設定。事件に巻き込まれる双子をそのプロの泥棒が助けたり、問題を解決したりする物語が7つ入っています。1話完結ですから、のんびり読んでいけます。

語り口はコミカルで、テレビドラマにしたら受けそうな気もします。

最後の解説に、「メイキングオフ宮部みゆき」と題する宮部みゆきさんへのインタビューが載っているのが楽しく読めるというおまけ付きですよ。