今、確実に、恩田ワールドに嵌ってしまいました。

これは、前回の「三月は深き紅の淵を」の続編で、断片的だった第4章の不思議な学園のストーリーを1冊にしてある本です。理瀬という少女が全寮制の学園に入り、色々な事件に遭遇する中、秘密が解き明かされ、読み手は理瀬が何者であるかを掴んでいきます。

この学園は元修道院で、校長は善なのか悪なのか最後まで掴めず、ここに来る生徒たちは、皆それぞれにワケ有りでと、ストーリーは少女漫画的で同年代の中高生が好みそうですが、大人でも十分に楽しめ、読み応えがあります。

でも、結末を期待しすぎてはいけません。「あれってどういうこと?」という謎も残りますが、あくまで、ファンタジーとミステリー性の富んだ比類ないストーリーということで、これでOKにしましょう。

というわけで、しばらくは、恩田陸さんに夢中です。