緊急事態宣言が解除になりましたが、それでも、気を抜かず色々と気をつけなければいけません。
まだまだ出かけないで、家で過ごす方が良さそうです。そんな中、読書をする人が増えているようです。
そこで、推理小説はいかがでしょうか?
貫井徳郎さんの「微笑む人」
少し前に、松坂桃李さんが主演でドラマ化されました。ドラマは、原作の小説と登場人物が変えてあり、結末も違いますから、ドラマを見た人も楽しめますよ。
ストーリーは、主人公が妻を殺し、その理由が「本を置く場所がなかったから」ということで世間の話題になります。主人公は評判が良く、動機も理解しがたく、「どういうこと?」と先が気になり、一気に読んでしまいますよ。
どう考えていいかわからない結末でしたが、最後の方で作者は、「私たちは他人を理解しないまま、わかった振りをして生きている、・・・略・・・わからないことを認めてしまえば、たちまち不安になるから。・・・略」とある。
作者の視点、この言葉で何となく納得しました。
ドラマの結末が違うのは、分かりやすくするためでしょうね、たぶん。