新聞の記事によると、ローマ字のつづり方を文化庁が整理検討するそうです。

小学校では訓令式を習い、中学の英語の授業ではヘボン式を習う。そして、一般にはヘボン式が多く使用されているが、混在しているようだ。アンケートをしたところ、愛知をAichiとした人は88%、Aitiとした人は10.8%、岐阜では、Gifuが83.1%、Gihuが15.6%、明石では、Akashi75.4%、Akasi23.3%というように。

英語の表記はヘボン式の方がその発音に近いので、ヘボン式の方が自然だと思う。AichiをAitiと書くと、「あいち」ではなく「あいティ」、Akasiは「あかし」ではなく「あかスィ」と発音されてしまう。

小学校で訓令式を習うために、中1でヘボン式を導入する時、混乱する生徒が少なくないので、どうして小学校からヘボン式を教えないのか不思議に思っていたら、どうやら、1954年の内閣告示で「一般に国語を書き表す場合は訓令式とし、ヘボン式は従来の慣例をにわかに改めがたい事情のある場合に限り使っても差し支えない」となっているらしい。

なんと、1954年の告示ですよ。私もまだ生まれていない。(^^)

小学校からヘボン式を取り入れると、英単語のつづりを読んだり書いたりする時のヒントにもなります。たとえば、chやshのつづりもフォニックス以前に自然に身に付くと思うので、ヘボン式に統一されると良いなぁ、と思っています。